バイオリンのピックアップからの出力に四苦八苦。PA接続編
2009年 10月 06日
前も書きましたが、私がつけたのはフィッシュマン(FISHMAN)のバイオリン/ビオラピックアップ(VIOLIN/VIOLA PICKUP)V-100です。
ローランドのジャズコーラスが無難だ、と聞くのでどこのスタジオに行ってもまずは「ジャズコーラス」にしてみますが、どうも納得いかないんですよね。
最初の一弓では「おおお~」と思うんですよね。音はパァーッと通るし、音も確かに悪くないし。
けれど、ずっと弾いているうちに音が痩せてくるような感じがするんです。
単なる気のせいなのでしょうか。
今日は何度目かの出力模索の1人スタジオ入り。
たまたまその時間、アンプやPAに詳しい、というスタッフがいたため、出力方法のアドバイスをもらいました。
するとそのスタッフは
「マーシャルにしろ、ジャズコーラスにしろ、このようなアンプは色つけるためにあるもので、楽器の持つ音をそのまままっすぐ出すのには向かない。PAのほうが向いている」とアドバイスして下さいました。また、バンドの中でバイオリンを弾くのならモニターからの返しがきちんとあったほうが良いと思われ、それもまたPAのほうがよい、ということも付け加えられました。アコースティックバイオリンを、ピックアップで出力してバンドで弾こうか、という人は、そうそう身近にいません。貴重なアドバイスでした。
では、以下、そのスタッフのアドバイスに従ってPA接続をしたときの接続の仕方を写真で。
最初は何もせず、普通のシールドでPAに通しました。けれどちゃんと音が出ず、マイク用のシールドを使うことにし、その際「ノイズを抑える」という、「ダイレクトボックス」を経由させることにしました。
ダイレクトボックスの写真です。貼ってあるシールは、スタジオの名前です。
PAにつないである部分。
最初はHigh,Mid,Lowともに目盛りが上げてありました。すると音が割れてしまい、すべて目盛りを0にしました。最終的にはリバーブだけ少し上げました。
PAの全体図
ダイレクトボックスと、バイオリン側の接続面。
ダイレクトボックスの、マイクケーブル接続面。
まだまだ完全に納得しているわけではなく、PA接続を中心として、これからも当分の間は出力の仕方を模索することになりそうです・・・。