バイオリンの出力・・・ピックアップを使わない編。
2009年 10月 13日
ピックアップをつける前は、当然マイクを立てて、空気で拾っていました。
ピックアップより、音はずっと自然に近いです。
「マイクを通して音を拾う」やり方については、私の大好きなジャズバイオリニストmaikoさんが、ブログの中で私の質問に答えて、とても丁寧に答えてくださっています。
是非そちらを参考にされてください。
http://jvmaiko.blog31.fc2.com/blog-entry-1613.html#comment-top
maikoさんのステキなところは、こういう素人の質問に、誠実に答えて下さるところです。
私は国文科出身で、昔「作者と作品は分けて考えるべき」と教授が言うことに対して、「ううーん、そんなもんなのかなあ」と疑問半分で聞いてましたが、こと音楽に関しては、「ミュージシャンと、ミュージシャンが奏でる音楽は別物」とは思えません。maikoさんの、一音、一音ていねいに奏でられる音楽は、やはりmaikoさんの誠実な人柄から来ているものだと改めて納得しました。
わたしはmaikoさんのspain(チックコリアのスペイン)のソロほど美しいものはないと思ってます。大好きです。youtubeなどに上がっていますので是非ごらんください。(途中のクシャミがかえすがえすも残念です)
http://www.youtube.com/watch?v=hSZhSKgS7hg
私はロックバンドの中で弾いてるので、どうしても音量的にマイクだけでは負けてしまい、自分の音すらよく聞こえないこともあります。本当はそれではいけないんですよね。みんなが互いの音を聴きあわないと、ってのはあるのですが、やっぱりアマチュアの悲しさ、また面白さで、「のって」くると、もうドラムなんか炸裂してしまいます。そうなると、バイオリンの音が聞こえない!と言う以前に、「こっちも出したろーじゃないの!」という姿勢が必要になったりします。
・・・で、最終的に私はピックアップをつけたわけですが、maikoさんからのアドバイスを読んでみて初めて、「マイクを代えてみる」という手もあったなあ、と思いました。普通アマチュアバンドは、ボーカルでマイマイク持参でない限り、スタジオにあるマイクを使いますよね。けれど当然「マイクにも性能」があるわけで、そのへんには全く思い至りませんでした。
再来年、長女が大学卒業したら、念願のドイツバイオリンを買いたいと思っているので、「マイクで拾うアコースティックバイオリンの音」を追求していきたいと思います。
けれど、スタジオにあるマイクでも、1本ではなく2本を、バイオリニスト1人について使えると、かなり音量がカバーされます。
これは、私がピックアップをつけたので、バンドの中のもう1人のバイオリニストに私が使っていたマイクを回せたため、実証ずみです。
その後彼女が激安ショップで中国産のピンマイクを買ってきてつけましたが(なんと980円!)、これがなかなかいい音でした。私の21000円のピックアップとあんまり変わらないんじゃないか?と思ったくらいです。
ただちょっとしたことでハウります。立ち位置など、工夫が必要かと思います。