ある日突然、USBフラッシュメモリが壊れてしまった!
2009年 12月 11日
どうしよう・・・。
こんな経験をお持ちの方はいらっしゃらないでしょうか。
私が今年1度、つい昨日同僚が、タイトルのような「突然の災厄」にみまわれました。
2人とも、「ある日突然」に特徴があり、前兆はありませんでした。
私の場合、ある原稿に編集を加えプリントアウトし、それを保存しようとしたら「空き容量がありません」というメッセージが出て、それでは、と他のファイルを削除しようとしたらできなくなりました。
他のパソコンに差し込んでみるとそのUSB自体を認識せず、フォーマットすらできない状態となり、そのまま廃棄処分するしかありませんでした。
本当に突然でした。
USBというのは、現在の技術では「寿命があって当たり前」の媒体のようです。しかし、案外それは知られていないように思います。USBの紛失には結構気をつけるけれど、「USB本体のクラッシュ」にはあまり考えが及ばないような気がします。
しかし、確実に壊れるものなのですね。
とても便利な媒体ですが、「ある日突然壊れる」と思っておいていいようです。
では、外付けハードディスクは万全でしょうか?
これもおおむね2,3年、という意見が多いようです。
5年ももてば「長老」扱いのようです。
しかし、外付けハードディスクに対しては、USBよりも格段に「安全感」を持っている人が、私を含めて大多数ではないでしょうか。しかし、これもいつか壊れるもののようです。
DVDなどに一定期間ごとにデータを焼きこんでおく、という方もおられるようです。
しかし、これも100%安全とも言い切れないでしょう。
結局は「全てのデータはある日突然壊れることがありうる」ことを常に認識し、データは2箇所以上に保存することが望ましい」、ということしかいえないようです。
USBなど、「あと○○回のアクセスが限度です」というようなメッセージが出たらいいのにね、とは同僚とよく話すことですが、これって実現不可能なんでしょうか。
おおよその目安でいいので、そんなカウントが出てくれたらいいのになあ、と思っている人は少なくないと思うのですが・・・。こんなカウントつきのUSBフラッシュメモリが発売されたら、きっと売れると思うんですが、どうでしょう?ぜひメーカーの開発者の方に、一考をお願いしたいところです。
デジカメなどで使うSDカード、これも寿命があるようですが、写真データは、少なくとも趣味とか思い出レベルで写真を撮っている限りにおいては、データが読み出せなくなっても「残念・・・」のレベルですみます。
しかし、文書データなど、「残念」ではすまされないことも多く、その後続く復旧作業も半端でなく大変です。
すべからく便利なものほど、ユーザーのスキルが必要になるものですが、パソコンのデータに関しても、ユーザーがきちんと知識を持ち、普段からバックアップをとっておく習慣がないといけませんね。
毎日バックアップをとらずとも、例えば「連休の前日にはとる」とか、なにかマイルールを決めておくといいと思われます。
ちなみに私は、基本的に子どもたちの学校の終業式の日(年に3回)と、重要な文書を作ったとき、などの節目ごとにバックアップをとります。
USBも、通常使っているものが1本、同じ内容のコピーを1本、そして外付けにバックアップをとっています。
いくらなんでも全て同時にクラッシュすることはないと思うので、万一の場合もどれかが残るのではないかと思っています。