バイオリンのピックアップ出力・・・接続部の問題点。
2010年 01月 19日
ピックアップマイクの接続部分はミニジャックで、普通のケーブルを差すには変換プラグをつけなければなりません。すると、その重量がまずかかり、それからケーブルの重量がかかります。バイオリンは肩で支えるものの上、ロックバンドの中で座って弾く、というのはまずないので、どうしても立った地点からの重量になります。
すると、プラグの重量、ケーブルの重量でご覧のとおりバイオリン本体が悲惨なことになりつつあります。
しかも、ピックアップにくっついているミニジャック部分自体、それらの重量に耐えられないようで、少しのことで演奏中にプラグごとケーブルが抜けます。
ビニールテープによる固定にも限界があり、ついに昨日、頼りにしている「ボッテガ・セルペントゥヴァ」(BOTTEGA SERPENTUVA)の川手さんにSOSを求めました。
以前このブログにも書きましたが、川手さんはリッチーブラックモアに傾倒するギタリストであり、バイオリンの弾き手であり、バイオリンショップのオーナーであります。
ご自身がロックをされるからこそ、一般のバイオリンショップではなかなか理解してもらいにくい、私のような「ロックバイオリン」ということも、よくわかっていただけます。
ちょっとそのステキな事務所を。
とてもこじんまりした事務所兼ショップなのですが、落ち着ける空間で、ディスプレイも川手さんのセンスが光ります。
これはチェロのハードケースだと思われますが、素敵です。
ちなみに、ボッテガ・セルペントゥヴァは福岡はアクロス福岡の前にある、天神明治通りビルにあります。
さて、川手さんにバイオリンを見せて事情を話すと、「うううんん」とうなることしばし。
しばらく考えさせて、とのことで預けてきました。
私は楽器はこれ一つしかないと言っていい状態なので、それを話すと、代わりの楽器を貸してくださいました。
外国製のきちんとした楽器で、ちょっとラッキー。きっと私のヤマハより高いです。ちゃんと弦をはりかえた上、微調整までして貸してくださいました。写真はその様子です。
ちなみに、この作業台の左側に写っているケーブルは私ので、procoのケーブルです。
ジャズバイオリニストのmaikoさんが「ケーブルは楽器と同じくらいに大切」と言ってらっしゃるのに啓発されて、ケーブルもいくつか試しました。たしかに全然違います。
今のところproco(プロコ)の「Sir Tweed Guitar Cable」(サー・ツイード ギターケーブル)に落ち着いています。アンプはこのブログでも以前書いたPeaveyが一番好きですが、灯台元暗しで、私が持っているスピーカーがセレッションのフェンダーアンプからの出力もバンドメンバーには好評です。ジャズコーラスは、私とはあまり相性がよくありません。むしろ偶然使ってみたVoxのギターアンプのほうがよかったです。
さてさて、金曜日に練習があるので(月曜日に楽器を預けました)、「なんとか金曜日の夕方までに」とお願いしました。どのように調整されることでしょうか。
バイオリンのピックアップについての情報は本当に少ないので、私の個人的な情報ですが、調整ができたらまたブログにアップしたいと思います。