図書の分類は簡単に、請求書番号も単純にして時間短縮。
2010年 08月 17日
しかし、何万冊、という蔵書がないのであれば、少しでも簡単に、すぐ探せるようにつけるほうがいいのではないでしょうか。
とくに、専任の図書館職員ではない場合、細かな図書分類は「ううむ、よくわからんなあ・・・」という場合も多いのではないでしょうか。
また、後述しますが、図書分類は悩みだすとキリがありません。
なので、私はとてもザックリした分類をしています。
とくに、数が多くどんどん増えていくコミック、文庫本は「別置」して、「M」と「B」の番号でくくってしまいます。
絵本はタイトルの頭を清音で1文字、ひらがなで赤いラベルに書きます。
「遊びのコーナー」に置くような、音のなる本などは、すべて「禁帯出」シールを貼ってすませています。
私が分類で使うシールです。
最初は手書きをしていましたが、油性マジックも時間が経つと滲んでくるうえ、私は字が下手なので、スタンプを使います。この「50音ひらがなスタンプ」「英字スタンプ」は、なんと昭和55年購入と書いてあります。
英字スタンプは、そろそろ買い換えないといけません。
絵本分類の一例。
英字の絵本は、「英語」としてくくり、英語関係の本と一緒に展開しています。
基本的には私は3桁分類(日本文学なら913、というように)ですが、英字絵本は、手伝いに来られた方が2桁で分類されたので、それで統一しています。
ラベル中段には、作者の名前の最初の文字を清音で書いています。
この作者は「Drawson」さんなので、「と」としています。
別置するコミックはマンガの「M」を上段に書き、中段には作者名の最初の文字を清音で書き、下段には巻数を書きます。
一例です。
文庫本は文庫の「B」を上段に書き、中段には作者名の最初の文字を清音で書きます。
一例です。
図書分類は奥が深く、ちゃんとした分類というものは、よくよくその図書を読み込まないとできないと思います。
しかし、現実問題として、そのような時間がない場合は、利用者がわかりやすいところに本を置くように分類し、請求書番号をつければいいと考えています。
図書分類はその書籍の解釈を問うものでもあり、マトモに取り組んでいたら1冊の分類に半日かかってしまうように思われます。ラベル1枚貼るだけのように見えるでしょうが、奥は深い世界なのです。