激ゆるスポット?嬉野へ再び。
2011年 04月 03日
嬉野は大正屋とか、和多屋とか、いろいろ由緒ある大きな宿泊施設のあるところで、どこも日帰り温泉プラン、みたいなものをやっています。
しかし、私たちが「ここしかない!」と行くのは「ことぶき屋」。
昭和の香りに圧倒されそうな、激ユルな場所です。
何もかもが私のハートをノックダウンしてきます。
改めて言うまでもありませんが、「激ユル」ということは「管理が行き届いていない」ということではありません。
玄関には必ず生花が飾ってあり、打ち水がしてあります。
生花の横の方には、蛙の置物が座っています。
求人の看板。松本清張の小説の世界にあるような言葉づかいです。
前回とはまた違う部屋に案内されました。
入ってすぐ、左手にある箪笥。
この木の柄(木目)のことを、虎なんとか、というのではなかったかと思います。(あいまいな記憶ですみません)
うちの実家にもありました。
懐かしいです。
そして、鏡台。
これは「ドレッサー」ではなく、「鏡台」でしょう。
トイレには、私が小さいときに家にあったのと同じ、くるくる回して水を出す式の水道がありました。
温泉への案内灯。このフォントは何なんでしょう。
ことぶき屋は、とても少ないスタッフで切り盛りしているところで、食事の準備をする方、運んでくださる方と、客との距離がとても近いところです。それだけに、本当に「おうちごはん」のオモムキがあります。
昼の釜飯定食。
釜飯は、客室のテーブルの上でお米から炊きます。
実は私は、あまり「釜飯」というアイテムが好きではないのですが、ここの釜飯はとてもおいしいと思います。
そして、温泉湯豆腐。
前回同様、今回も、中に入っている温泉水を一滴残らず飲んできました。
おいしく食べて、歯を磨いて帰る準備をしよう・・・と思って洗面台に近づきました。
なんと、歯ブラシ立てはペットボトル再利用の、手作り作品です。
更に不思議なことに、名前の書いたヘアトニックがありました。
まさかこの部屋は「寺西さん」のお部屋なんじゃ・・・。もう遅いけど。
窓から見える光景はのどかで、年度末と年度初めの慌しさと癒してくれるにじゅうぶんなものでした。
嬉野の町外れから見た光景。
絵本の世界のようです。
癒され、エネルギーをチャージして帰ってきました。
週明けから、新しい職場で頑張らないと!
転勤の時に持ち帰った仕事道具を、明日には新しい職場に運び込みます。
そして、少しずつ自分の場所をつくっていこうと思います。
私は普段、同僚と一緒に食事に出たりするのが、どっちかというと苦手です。
基本的に1人のほうが気楽でいいのですが、今はお誘いを受ければ積極的にご一緒して、少しでもはやく新しい人間関係に馴染もうと努力中です。
まずは明日からの1週間、がんばります。