日田で膝の水を抜きました。
2011年 10月 18日
その画像をみながら、義理の弟が「うーん、あんまし専門じゃないんだけどネー。膝に水がたまってるかナー」
と、とってもかるーく言った後、
「ちょっとそこに横になってネー。」とあっさりと指示。
ん?もしや、膝の水を抜くんじゃあるまいな、と思いましたが、なんとなくイメージ的に、「膝の水を抜く」といったら、もっと医者から説明があって、しかるべき手順を踏むような、そんな感じがしていたので、とりあえず横になりました。
すると、うら若き看護師さんが、「ちょっと炎症を抑える薬を注射したいので、タイツ脱げますか?」と優しく言われるので、「はいはい」と生足になり、ベッドへ。
そこへ、義理の弟が「はいはい、痛みはこれで消えるはず」と理由のない自信をみなぎらせて近づいてきて、いきなり(と私は思いました)、膝の横に注射針をグサっと刺し、ひざの水を抜き始めるではありませんか!
その痛さたるや、もう・・・・。
私はハジも外聞も知ったことではなく、診察室中に響き渡るような声で
「うぉぉぉぉぉ、痛い、痛い、痛いよぉぉぉぉぉぉぉぉ。うぉぉぉぉぉ」
とわめき散らしてしまいました。
するってえと、注射針ぶっ刺しながら弟が「うはは、もう終わる終わる、うはは。いやー、親戚だと緊張して手元がなあ」と笑いながらとんでもないことを言うじゃありませんか。
許せん。
悪夢が終わった後、彼は「日田まで来たんだから、これで痛みはピタっとおさまる!」
と、これまた不思議な自信をみなぎらせつつ、私に向かってではなく、カルテに向かって断言していました。
義理の弟は外科医ですが、頭の中半分は馬のことでいっぱい、というヒト。
馬といっても競馬でなく、あの、なんですね、ハードル走の馬バージョン、みたいな、あれです。あれ。
血道を上げるあまり、数年前は国体の社会人チームの監督までやっとりました。
そしてまた、声がやたらとでかい。私の10倍はでかい。
去年腰痛に悩まされて腰のMRI検査を受けたときには、診察室で開口一番、
「おねーさん、年よ、年!え、47歳?ほら、年じゃない!」
とフロア中に響き渡る大声で言うので、椅子ごとひっくり返したろか、と思いました。
しかしまあ、仕事も好き、趣味の馬も大好き、ああ人間商売って楽しいナー、というヒトなので、妹と結婚したころから、ほとんど変わってません。
これはもう、うらやましいの一言に尽きます。
楽しく生きればアンチエイジング!
そんなキャッチコピーまがいの言葉が、彼をみてると浮かんできました。(しかし、痛かった・・・)