2012年カラフル年末ライブのライブレポ、その2
2012年 12月 24日
後半は8番目からです。
8番目は、緒方ユニットです。
ガットギターの緒方さん、毎回パートナーが違い、サックスだったり、ボーカルだったりします。
今回は、同じ会社の新人さんの、なつ海さん。
ガットギターを始めて1年。今回が初ライブとのことで、とても緊張しておられました。
けれど、とてもステキな雰囲気の方で、会場はあっという間にお2人の世界へ。
「黒いオルフェ」から、「菊次郎の夏」へと。
一生懸命にギターを奏でる、なつ海さんの姿と、あたたかく(時には厳しく?)支える緒方さんの姿が印象的でした。
ラストの曲は、なつ海さんが歌を。
お2人でギターの音色を重ねていく演奏も、とても素晴らしかったのですが、なつ海さんの歌に、私は涙が出ました。
とつとつと、一言ひとこと、歌う姿に、いろんな思いが押し寄せてきて、本当に涙が出ました。
「いつの日も」という歌。
「ずっとその手に抱き留めて
もう何も見ないで私だけを見つめて・・・」
彼女の歌声が、今も聞こえるようです。
緒方さんと同じ職場とのこと、これから息長いデュオであって下さることを願っています。
なつ海さんは、彼氏さんも来てくださっていましたが、ライブ最後まで見てくださり、本当にありがとうございました。
なつ海さん、いま持っているものを大切にしてくださいね。
この後、ギターや歌がもっともっと上達しても、いま手の中にあるものを、そのまま大切にしていってください。
緒方さん、ステキな相方と出会えたこと、私もとてもうれしいです!
次回のステージを、今からとても楽しみにしています。
ぜひまた出てくださいませ!
そして、この後9番目がROSSO。
涙が出そうにピュアな演奏の後、出にくいことといったら。
しかし、これでこそ「カラフル」じゃ、と半ば自分に言い聞かせるようにしてステージへ。
今回から、西坂師匠の助言をいただきつつ、私個人的にパーカッションの導入を試みております。
ROSSOでは、1曲目「クリスマスイブ」で、スレイベルを使ってみました。
これだけ鈴がついてるスレイベルは、重さも半端ないのですが、とにかくキレイな音がして、一気にクリスマスの雰囲気となります。
しかし、山下達郎の曲は、歌詞に重点がかなりあるので、歌詞のないROSSOでの演奏は、これまた試行錯誤の連続でした。
リズム、ギターソロを早めに持って来て、次々展開させていく、など、工夫をしてみましたが、どうだったでしょうか。
すっかりROSSOのベーシストとして、グルーブの根幹を夏田さんと担ってくださっている、海舟さん。
海舟さんは、ベースの素晴らしさはもちろんのこととして、「大人」です。
ともにメンバーとしてやっていく上で、「大人である」ということは、本当に大切です。
ROSSOは、常に「見本」というか、「こんな感じ」というサンプルバンドが滅多にありません。
いつも、どんな曲でも、「最初の一歩」からの構築です。
それだけに、メンバー間の信頼関係、バンドに対して温度差のないこと、というものは、本当に大切です。
来年はボランティア演奏にもチャレンジしてみようか、と話し合っているので、キャッチーなレパートリーにも挑戦し、また新しい世界を広げていけたらいいな、と思います。
さて、どんどんいきます。
10番目は、「ベタメタル。」です。
ご覧のとおり、今回の一番の目玉?は、リッチー前川さんとの競演でした。
バンドとしても、アイアンメイデンは初めての挑戦でした。
リッチーさんとは、進入禁止で長く一緒に活動していますが、とても新鮮で楽しかったです。
スタジオ練習のときから、汗だくになって、ヘドバンや、アクションの動きを合わせたりしました。
「えー、スタジオですんのぉ~~~」と、腰の引けがちなリッチーさんを(叱咤)激励しつつ、一緒にアクションしながら練習しました。
その甲斐あって?本番もスタジオさながらの楽しさでした!
今回、ベタの楽器隊、ドラマーGunちゃん、ギタージェイくん、ベースの私は「サンタクロース」で衣装を統一しよう、と話していました。
もちろん、そう話してはいましたが、プレイアビリティのことを考え、私とGunちゃんは、本格的サンタにはなろうとは思っておりませんでした。
ところが、徹底的にサンタクロースになりたかったジェイくん、帽子から髭から、一式フル装備でステージに上がってきて、ビックリ仰天いたしました。
案の定、1曲目から、首の上が「灼熱地獄」となり
ええい、やってられるか! と髭をかなぐり捨て、
そしたら、メガネも吹っ飛んでいって、前にいたSphericalのメンバーが「わーっっ大変だぁっ」と驚き、
踏んづけては大変、と夏田さんがメガネを救出に。
ちゃんと考えて衣装は身につけなければならない、ということを演奏しつつ、シミジミと感じました(^^)
そして、11番目は初出演、Crawler。
「ベタメタル。」でのこの方が、
アラ大変身!
構想30年?のWhiteSnakeトリビュートバンドです。
ギターは、カラフルでも屈指のブルースギタリスト、村田くん。
弾きまくっております。
今を去ることやはり30年前、Crawlerのボーカル、ギターと一緒に、やはりWhiteSnakeを学生バンドでしてたことを、懐かしく思い出しました。
その頃は私はキーボードでしたねえ。
練習があまりできなかった、とのことですが、とてもまとまっていました。
キーボードはカラフルライブデビューの、清水さん。
肩下げ式キーボード、本当に久しぶりに見ました。
ベースはハードロックベース初挑戦という、海舟さん。
WhilteSnakeはカッコイイ曲が多く、とても楽しめました!
さてさて、いよいよカラフル年末ライブも終盤戦です。
12番目は、クラシックギターの大庭繁さん。
いやー、今回、過去最短ステージ滞在時間でしたねー(^o^)
相変わらず「ギターの音色」は深く美しく、いつもなら、心に染み渡っていくのですが、なにしろ、「ギターの音色が響いている時間」が超短いもんで、なかなか「染み渡って」いきまへん。
なんでも、前日もお酒をのんで、始発で当日の朝お帰りだったそうです。
普段は軽妙なMCも、「えっと、オラァ何話そうと思ったっけなァ」という感じで、酩酊の色、ありありと(^^)
演奏中も、途中でギターのネック持ったまま、「ウーイ」とひっくり返るんじゃないか、半ば心配、半ば期待してたりして。
4曲目で私がゲストで呼ばれ、おフランスの曲を1曲。
要所要所で、あれ?あれ?あれ?
ちょっとコードが違うんちゃう???
ま、楽しかったからいいです。
客席では、普段とまったく違う大庭さんの姿にバカウケしつつ、「酒には気をつけよう」と、深く自分自身を反省している方もおられた由。
そういう意味でも、有意義なステージでしたね♪
大庭さん、次回はこれまた、打って変わって、ビシーーーーっとキメて下さいね!
その落差がカッコイイんですから♪
さて、2012年カラフル年末ライブも、残すところあと3バンドとなりました。
13番目は、すっかりお馴染みになったBlue Mullet。
「こんにちはーBlue Mulletでーす。」の掛け声とともにスタート!
この明るさ、大好きです。
前回のライブで欠席だった、Gt&Voのいしづかさん、登場。
コーラス、というより、ほとんど2人ボーカルです。
歌、カッコよすぎ。
私がこのとき、次の進入禁止の着替えのため、どうしても前半席を外さざるを得ず、動画撮影をジェイくんに頼んでいきました。
そしたら、1曲目「アメリカン・バンド」が超好きなジェイくん、動画とりつつ大騒ぎしておりました。
動画、けっこう揺れてました。
私も着替えながら、楽しそうな様子が伝わってきて、早く早くと気が急きました。
本当に楽しいステージでした。
みんなが、1分1秒楽しんでいるのが、とてもよく伝わってきます。
ドラマーいとうさん、「可愛いドラマー」と評判です。(残念ながら、「カラフルおぢさんズ」の評判ですけど)
ダンシティに始まって、半年で3回、カラフルライブに出てくださいました。
来年も、ぜひ楽しいステージを見せて下さいませ!
当分大阪に帰らないで下さいねっ
14番目は、8月2デイズでカラフルライブに帰ってきた、HJ。
野多目のライブからのおつきあいです。
メンバーチェンジはしたことがなく、ジェイバンドの次に長く、「同じメンバーで活動し続けてきた」バンドです。
とにかく実力派の、素晴らしいステージでした。
そして、今回とても強く感じたのは、「魅せる」ステージへと進化しつつある、ということでした。
今までのHJのステージは、「まずは、個々人の技量を磨こうや。」という、バンドとしての姿勢が、強く感じられる、というものであったように思います。
しかし、今回、「磨かれた技量」プラス「パフォーマンス性」が強く感じられました。
ハッキリ申し上げて、脱帽です。
二度とスペインやらできません、わたし。
サックス「さっちゃん」さんの奏でるテーマに、うっとり。
ギターのRYOさん、ハードロックミュージシャンのようないでたちで、繊細なギターワーク。
ベースの吉村さん、コードワークをしておられました。
私はライブ途中に弓を捨てて、コードワークをすることで有名な、ジャズバイオリニスト中西俊博さんのプレイにすごく憧れているので、うううう、カッコイイ、と思うことしきりでした。
HJは長く一緒に活動している仲間ですから、「あうん」の呼吸がとても合い、ライブ途中でも、リズム隊が合いコンタクトで笑いあったりしています。
こういう瞬間を見ると、「いいなあ」と思います。
来年からは、ボチボチ本格的にライブ活動をされていく・・・という噂が。
楽しみにしています!
さあ、2012年カラフル年末ライブ、いよいよ最後になりました。
15番目の進入禁止です。
この日をもって、1年間やってきた「キャンディーズ」を終了し、キャンディーズは解散しました。
最後のステージ。
セットリストは、
・年下の男の子
・微笑み返し
・つばさ
でした。
情けないことに私が振り付け覚える時間がなく、振り付けは、今年1年のゲストにお任せして、バックコーラスで頑張らせていただきました。
しかし、「つばさ」では、真ん中の長いセリフを、つとめさせていただき、拍手までもらって、ちょっといい気分でした♪
「わたしたちは、自分たちのことを、大人だとは思ってません・・・」
オイオイ、50目前でよく言うよ、と思われる方多数だったでしょうが、気分は伊藤蘭、というより、タカラジェンヌでございました。
最後は、1年間、スーちゃんとランちゃんをつとめて下さった2人に、進入禁止のみんなから、花束を。
キミエさん、
「明日から、普通のおばさんになります。」と挨拶して、喝采をあびておりました。
そして、そのままキーボードのあーちゃん、ギターのリッチーさん、ドラムのトリー内藤さんが、締めくくりにふさわしく「第九」を演奏してくださり、その中で「万歳三唱」ならぬ「クラッカー」を、一斉に鳴らしました。
壮観でした!
これをもちまして、2012年のカラフルライブは全て終了しました。
1年間、参加してくださった皆さん、また諸事情から参加はできなかったけれど、ずっと仲間でいてくださったみなさん、本当にありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願い致します。
来年のカラフルライブ、今決まっているのは2月と、8月の2デイズ、12月年末ライブの、4回がCavern Beatで決定しています。
このほかに、ZOEでのライブ、荒戸PEACEでのクオリティライブなど、楽しい企画をまた考えていきます。
おいおい、Facebook、カラフルサイト、リーダーさんへのメールなどで、お知らせいたしますので、またよろしくお願い致します。
今日はクリスマスイブ。
みなさま、楽しいクリスマスをお迎えくださいませ。
そして、よいお年を!