9月15日、敬老会でパレットライブ♪
2014年 09月 25日
私の仕事柄、重度心身障がいの子どもたちとは、普段から音楽遊びなどをよくしていますが、居並ぶ人生の先輩方の前での演奏は初めてでした。
この日、人生の大先輩の前での演奏に、豊富な経験をもつ、鍵盤の順子さんがメンバーに入っていたので、本当に心強かったです。
とはいえ、私自身の緊張感は長く続きましたし、事前学習もしました。
まずは2冊の本の購入から。
以前、生徒の実習の引率でうかがった施設で、「ケアビクス」というものをしていました。
楽しく明るい音楽に合わせ、無理なく身体を動かすもので、「これは楽しいな」と、記憶の引き出しにしまっていました。
今回、最初に「ケアビクス的何か」を取り入れようと思い、研究しようと思ったのです。
2冊の本をズズズーイと見渡し、読み、「青い山脈」で「簡単な体操」をしてみることに。
小道具もつくりました。
キラキラバトン。
100円ショップに売っているB4サイズの画用紙を半分に切り、それをくるくるっと丸めて、先に切れ目を入れたキラキラシートを貼り付けて作りました。
失敗は、持ち手にシールを貼ったこと。
すぐはがれてきてしまいます(>_<)。
病院での演奏の時などには、これはやめたほうがいいです。
この日のプログラムは、
・・・★・・・★・・・★・・・
【第1部】音楽レクでこんにちは♪
・「青い山脈」で簡単体操(^^)
・「幸せなら手を叩こう」で、あたまの体操をしながら、盛り上がりましょう!
【第2部】懐かしい曲で癒されてください♪
・ここに幸あり(大津美子)
・私の青空(エノケン)
【第3部】フィナーレ! ご一緒に盛り上がりましょう♪
・情熱大陸
・歌謡メドレー(瀬戸の花嫁⇒男の子女の子⇒青い珊瑚礁⇒夢の中へ⇒どうにも止まらない)
・・・★・・・★・・・★・・・
でした(^ ^)
さて、パレットは、本番前に必ず、行くメンバーで集まって、練習、リハーサル、確認を行います。
今回は歌謡メドレーがあるので、曲と曲のあいだの「つなぎ」などを、より綿密に打ち合わせました。
そうして迎えた本番。
協力しあって、すばやく準備。
準備完了!
いよいよ、施設長挨拶、入所者様代表挨拶、お謡いなどがあり、パレット登場。
前に出る前、メンバーから、「今日ばかりは、誰もイエーイ、とか言ってくれないよ」と言われましたが、そんなこたぁ先刻承知、全てをさらけ出して、全身で先輩方に向かい合うだけです。
「青い山脈」パレット体操バージョン、「幸せなら手を叩こう」順子バージョン、どちらも、先輩方に笑顔で受け入れていただき、一緒に楽しんでいただき、本当にうれしかったです。
そして第2部、パレットが誇るシンガーソングライター、「坂口豊」が、ギターの弾き語りで、懐かしい曲をお届けしました。
途中、ちょっとパーカッションが入ったほうがいいな、というところは、すかさず西坂さんがサポート。
このあたりの呼吸、さすがでした。
さて、全て終わって、私たちは施設の調理師の方たちが、入所者の方たちのために、「4時出勤」してきて、整えられた、素晴らしい薬膳料理をお相伴にあずかりました。
品書きを書いた紙1つ1つに、心がこもっていました。
目に美しく、身体にもよい、そんなお料理が整えられていました。
今回、様々なことを考え、心に刻ませていただきましたが、分けても、入所者の代表の方の挨拶の言葉は、胸に響きました。
「若かった日々は夢のように過ぎ、こんな年になってしまった・・・」
私たちも遠からず同じ思いを抱く日がきます。
人生の先輩方の日常に、「非現実的」な何か、「普段は身近にない楽しみ」に、私たちがお役に立てるとしたら、こんな嬉しいことはありません。
次回、またお話があるとしたら、更にステップアップして、臨みたいと思います。
様々なことを、わずか40分くらいの間に教えてくださった、人生の先輩方、本当にありがとうございました。
自己研鑽を積み、またお目にかかりたいと願っています。