歯根端切除術をしました。

およそ1年半ぶりに書いています。
今日、歯根端切除術、なるものをしました。
55年以上の人生で、外科的な処置にほとんど縁がなかったので、かなり不安でした。
費用がいくら、どのくらい痛むのか、どのくらい腫れるのか・・・が、今ひとつちゃんとつかめないことが、さらに不安をかきたてるので、昨日までかなりいろんな方のブログ等読んで、予備知識を蓄えておきました。
そのおかげで、今日はある程度「先を読む」ことができました。
なので、病院に行く前から部屋も「心地よく安静にできる準備」をしていきましたし、処置中も、「いまこのへんかな」と先を読むことができました。
参考にさせていただいた、ブログの作者の皆さまには、本当に感謝です。
私も、今日の記憶が新しいうちに、今から同じ処置を受けられる方の参考になれば、と思い、体験を書いておこうと思います。

【処置前】
地元の歯科医院から紹介で、大学病院の口腔医療センターに行ったのですが、メールで送られていたはずの紹介状、CTの画像が送られてきておらず、再度取り直しとなりました。その後、処置の説明となって、この日は処置できませんでした。この日の診療にかかった費用は、3割負担で5,190円でした。

【当日:病院に行く前】
どの方のブログを見ても腫れる、と書いてありましたし、当日は安静にした方がいい、と書かれていたので、ベッドの上を「安静仕様」(iPad、本、本をのせる為の膝枕などセッティング)にし、帰るであろう時間に合わせてエアコンをタイマーでつけていきました。

【当日:病院にて】
1、やや広めのスペースの診察台に案内され、うがいを促され、うがいしました。

2、その後は15分くらいぼーっと座っているしかないのですが、後ろでは助手の方が器具の袋を開けてトレーの上に並べたりされてました。その音が何度も何度も聞こえてきて、「うわ、こんなに沢山使うのか・・・」と少々ビビリ気味に。

3、ドクターが来て、再度処置の説明をして、同意書にサインをして、開始。

4、麻酔の注射は、意外にもあまり痛くなく、まもなく鼻から上唇の下あたりから、じーーーーんと痺れてきました。そうそう、説明を受けるとき、「麻酔を打つと舌の感覚があまりなくなるので、ベロを噛まないで下さいね」と言われましたが、感覚がなくなったら噛むんじゃないかなぁ、と思いつつ「ハイ」と答えました^ ^

5、いよいよ開始。なんの痛みもありませんが、一度、なんの時だったかゴリリリッとされて、ビクッとなりました。私の子どもくらいのドクターから「おお、ビックリしたねぇ、ごめんねぇ」と言われて、おかしくも微妙な気持ちに。

6、普段アルコールを飲まないせいか、私はいつも麻酔の効きがバツグンによく、だいたい麻酔打つと爆睡に入ってしまうのですが、今日は珍しく眠れませんでした。「ゴキゴキ、バキバキ」というような衝撃音?がけっこう響くものでした。「歯って骨なんだなぁ」なんてことを考えつつ、目をつぶってその音を聞いているうち、20分~30分ほど経過してくらいで「もうすぐ終りますよ」と言われ、そこから10分ほどして終りました。終る前、おそらく傷を縫合してるのだと思いますが、「糸」が顔の上を何度かさーっと動いていくのが、ううむ・・・という感じでした。

【当日:処置後】
1、終ってからトイレに直行し、家から持って行っていた小さいアイスノンを頬にあてて、上からマスクで覆い、さらにもう1枚マスクをつけました。こうするとアイスノンは落ちてきません。ある方のブログには病院でアイスノンを渡してくれました、とありましたが、私が歯根端切除術を受けたのは、巷でコロナの脅威が言われている時だったからか(数年後、この記事を読む方は、ああ、そんなことってあったなー、と思われるのかもしれませんね)、アイスノンの配布はありませんでした。

2、ほどなく会計で、今日は3割負担で8,380円でした。薬の処方箋も出ていたので、その足で薬局に行き、薬を買いました。抗生剤と痛み止め4日分で、痛み止めはジェネリック処方で450円支払いました。車に戻ってすぐ、痛み止めと抗生剤を飲みました。

3、帰宅後すぐ休みましたが、麻酔が切れてくる2時間後くらいから、痛み止めを飲んでいるにもかかわらず、じわじわと痛い感じが・・・。迷いましたが、用意しておいたゼリー飲料をのんで、再度薬をのんでしまいました。(本来は4,5時間、あけるべきと思います)

4、今、処置終了後8時間が経過していますが、腫れています。ただ、予想では処置された真上の歯茎が腫れるのだと思っていましたが、私の場合、「鼻」が腫れている感じがします。いつもの倍くらい鼻が大きくなったように思います。処置当日はちゃんとした食事はとれない、と聞いていたので、「これをきっかけにこの2日でダイエットー。2日間ゼリー飲料だけだー」とお気楽に考えていましたが、おなかすきました。お肉が食べたいです。ゼリー飲料では全くもって満足できません。という現状です>_<

【いろいろまとめ】
●処置にかかった日数:写真撮影等検査で1日、処置1日
●処置に要した時間:両日とも待ちを入れて1時間程度
●費用:初日5,190円/処置日:8,380円+450円(薬代)=8,830円/かかりつけ歯科医院での消毒:1,530円+690円(薬代)=2,220円/トータルで16,240円

●術後の腫れと傷み:あります。私は小さな病巣だったのですが、それでも鼻がどどーんと大きくなったように思われ、地味に痛く、口をあけるのが怖いです。内出血は今のところありませんが、しばらくして出現することがあるそうなので、油断はできません。
●当日の晩ご飯は、娘に山芋鉄板焼きを買ってきてもらいました。柔らかく栄養もあり美味しく、ぴったりの食事でした。

これから歯根端切除術を受けられる方の参考になれば幸いです!


【追記】
<翌日(2日目)>
目が覚めたら、処置された側の目が腫れぼったく、恐るおそる鏡を見ると・・・それはもう、顔の片側(処置した側)がどどーーんと腫れ上がっていました。
もともと小さい目が、腫れ上がった頬の肉に押されて、更にちいさく。。
なかなかに辛い1日です。身体は健康でも、顔がこうも腫れ上がると、何事においても消極的になるというか、キツイ感じになるというか。薬を飲んでいるので痛みはないですが、明日朝、地元歯科医院での消毒に出かけるのに腰が引けそうです。この日の晩ご飯も山芋鉄板にしました。
<3日目>
朝、やはりまだ大きく頬が腫れており、処置された側の目にはコンタクトすら入りませんでした。その状態でかかりつけの歯科に行き、消毒等の処置をしてもらいました。薬も追加で処方してもらいました。
片目の腫れは午後になって少し腫れがひきはじめた感じが。。。けれど、頬はまだまだ腫れています
昼食にサンドイッチとシュークリームを買いましたが、失敗しました。サンドイッチもシュークリームも、意外に口を大きく開けないと食べづらく、ちぎって食べざるを得ず、サンドイッチの具はバラバラ、シュークリームのクリームで手はベタベタになってしまいました。
もうしばらくは「スプーンで食べられるもの」がよさそうです。
<4日目>
目の腫れがひいてきました。
処置された場所から「遠いところ」順に、腫れが引いていくように感じます。しかし、まだまだ処置された上の頬を中心にボテッと重たい感じで腫れています。ただ、目が両目とも開くようになったのは、うれしいこと限りなし、です。
<5日目~>
どんどん腫れはひいていき、手術日を1として数えて7日目には、ほとんど腫れはひいています。しかし手術の箇所はムズ痒いような痛いような・・・。3日目くらいまでは痛くて(処置する時、器具で唇をグーッと開けるせいか、私は口内炎もできました)、とても処置のあたりに舌をやったりできませんでしたが、恐る恐る、そろりそろりと、どんなもんか「手術痕」に舌を当ててみるチャレンジ精神も生まれるようになります。が、思い切り舌先に「縫合してある糸」の感触が伝わってきて、ぞーーーーーっとします。


by taka_hornetblue | 2020-07-08 19:38 | 健康と美容

ブログを始めたきっかけは、100%パソコンのことでした。子どもたちのことがメインだったこともありました。今は音楽活動がメインのブログです。人生は移りかわっていきますね^ ^。


by taka_hornetblue